地獄ラーメン「田中屋」 /// ラーメンシリーズ 3 ///
どうしてもグルメネタ、特にラーメンネタが多くなってしまうので、「ラーメンシリーズ」というタイトルをつけて、グルメネタとは分けることにした。
以前のラーメンネタにも「ラーメンシリーズ」のタイトルを付け、カテゴリー名も「ラーメン」から「ラーメンシリーズ」に変更したので、よろしければご覧下さい。
さて今回は横浜の地獄ラーメン「田中屋」。
関内の駅からも歩けるが、市営地下鉄の伊勢佐木長者町駅や阪東橋駅の方が近い、というロケーション。
横浜と言えば家系というイメージの方も多いと思うが、当然、横浜のラーメンは家系だけではない。
名前や外観からも分かるとおり激辛系のラーメン屋たが、一番人気の「地獄ラーメン」は辛さを選べる。
私自身は「激辛好き」というわけではないが、それでも寒い時期は体が温まるものが食べたくなる。
またここのラーメンは辛さの中にシンプルな旨味を感じるので、年に何度かはお邪魔している。
とは言え「極上級」を最後まで食べきれる自信はないので、妻は初級、私は中級の食券を買い席についた。
まずは自分で注文した「中級」から食べてみる。
ごく一般的な麺の上に山盛りの白ネギが乗っていて、その周りに真っ赤なスープがたっぷりと注がれているこの見た目は、シンプルに映える。
味の方はというと、「中級」は程よい辛さで、麺を食べ終わってスープを飲んでいると、最後の頃に頭皮から汗が顔の方に流れてくる、という程度なので十分に完食可能である。
スープをよく見ると、白胡麻と黒胡麻が浮いているのが分かると思うが、この2種類の胡麻の香ばしさとニンニクの風味が、私を再来店へと突き動かす原動力となっている。
一方、妻の方の「初級」はどうかというと、辛さは更にマイルドになっているので、辛いものが苦手な妻でも、「これなら食べれる」のだそうだ。
スープを飲ませてもらったが、私としては流石にこれでは辛さが足りず、田中屋に来た気がしないので、自分用にはやはり「中級」が正解であった。
横浜で営業をしていた頃、派手すぎる外観に馴染めずあえて避けていた店であった。
しかしある寒い日にどうしても暖かいラーメンが食べたくなり、意を決して入店して以来ずっとお世話になっているが、今後も外せないラーメン店であると思っている。
うまいと思うラーメンは多々あるが、似ている味を知らないというラーメンは、ほとんど無い思いつかない。
そのくらい個性のある味だが、興味ある方は一度お試しを。