防滑ビジネスシューズ
北海道へ出張するようになって、時々、疑問に思うことがある。
その疑問とは「雪国の営業マンは、冬場にどんな靴を履いているのだろう」というものだ。
そもそも横浜に住んでいると「夜に降った雪が予想以上に積もったので、翌朝の出勤時は滑って転ばないように、いつもより小さい歩幅でゆっくり歩く」という経験は、年に1回度あるかどうかである。
ネットで色々と調べていると、見た目は普通のビジネスシューズだが、靴底が滑らないように加工されているものがあることが分かった。
「防滑シューズ」と呼ばれているものは、多かれ少なかれ、そのような加工がされている。
更にビジネスシューズと呼ばれるものでも、足首まで覆われたブーツ型のもが存在し、雪国では重宝されていることも分かった。
早速ネット検索していると、「ムーンスター」というメーカーの防滑ビジネスシューズ(ブーツ型)を発見した。
日本のメーカーのようだが、あまり聞かない名前だと思っていたら、友人から「昔の月星でしょ?」と言われ、やっと気がついた。
小学生の頃にみんな履いたいた、甲にゴムのバンドが付いていた上履き。
そう、あの「月星化成」である。
上履きだけでなく、高校生の時に履いていたコンバースのハイカット。
月星化成は、80年代にコンバースの代理店をやっていた、という内容の記事をどこか読んだ記憶があるが、あの頃は同じ色を2足持っていたほど、コンバースのハイカットがお気に入りだった。
今は月星化成ではなく「ムーンスター」と呼ばれていることすら全く知らなかった私は、懐かしさのあまりに手が滑り、一足ポチってしまった。。。
届いてすぐに1回、北海道出張で1回、出張から戻った後に雨が降った日に1回、計3回ほど履いたので、レビューというほどのものではないが、感想を書いてみることにした。
【注】 あくまでも個人的な感想です。
流石に初日は少しだけ硬く感じたが、2回・3回と履くうちに、すぐに足に馴染んでとても履きやすい。
しかも内側にファスナーが付いており、ブーツ型にもかかわらず、とても楽に脱ぎ履きできる。
また中敷 / ソールのクッション性が優れている為なのか、通常のビジネスシューズで同じ距離を歩いた時と比べても、疲れを感じない。
ブーツ型のビジネスシューズなので、ブーツ型でない物に比べれば、当然ではあるが防寒性能も高く、足先が冷えにくい。
雪上にて通常の歩幅で歩いてみた際も、滑ることは全くなかった。
但し、踏み固められ凍った道路の上では少しだけ横滑りを感じたが、転ぶことはもちろんなく、すぐにグリップし直した。
この「滑ってもグリップし直す」という感覚は、今までに履いていたビジネスシューズでは無かった感覚である。
それもそのはず、靴底にはガラス繊維入りのゴムが採用されいてる。
と、ここまで書くと100点満点のようだが、気になる点もあった。
靴の内側には特殊なメッシュの素材が使われており、汗などの水分を吸収して靴のなかをサラサラな状態に保つ、という説明書きがあった。
確かに通常のブーツと比べれば、ムレる感覚が少ない感じもするが、「サラサラな状態が保たれているか」と聞かれると、私の場合は「サラサラ」とまでは言えない状態であった。
幸いにもこの靴にはファスナーが付いているので、これを開けっぱなしにすれば済むことであり、わざわざブログでツッコミを入れるほどのことではないのかもしれない。
また私が若い頃から暑がりであり、汗をかきやすい体質ということが原因で上記のように感じた可能性もある。
人によっては「サラサラな状態が保たれている」と感じることも十分にありうるので、このレビューに関しては、あくまで私個人の感想である事をご理解頂きたい。
ここまで長々と書いてしまったが、結果としてこの靴を買って良かったと思うかと聞かれれば、答えは間違いなく「Yes」である。
特に「防滑」という点においては、今まで私が履いたビジネスシューズの中で間違いなく「No. 1」の性能であると言える。
機能面だけでなく、見た目にも定番のビジネスシューズと変わらず、どんなスーツにも合わせやすいデザインは非常にありがたい。
もしこの靴を履きつぶしてしまったら、と考えた際に「色々と探し悩む事が面倒になり、もう一度同じものを買ってしまうかもしれない」と思うほど、満足している。
以上がレビューだが、このレビューが冬用のビジネスシューズを探している方の参考になれば、書いた私も幸いである。
ご購入はこちら。
ブーツ型ではなく、足首が隠れない普通のビジネスシューズで防滑底もあります。